関之尾の正面を通り過ぎて、県境を越えます。
ちょっと記憶が曖昧でしたので、道を確かめるように徐行で走ります。
すると、見覚えのある景色が見えましたので間違いないと確信してスピードを上げます。
民家が並ぶ田舎道をうねうねと進むと案内板がありましたので右折します。
しばらく行くと民家もなくなり、ヘッドライトだけを頼りに木立の中を進みます。
以前来た時よりも長い道のりに感じましたが、ようやく行き止まりになり到着しました。
車を降りると辺りは真っ暗闇です。
私とMEGUちゃん以外は初めて訪れました。車止めの先にかすかに見える紅い鳥居の
向こうに本日の目玉である洞窟が待ち構えています。

車止めのすぐ向こうにトイレがあります
鳥居の向こうは漆黒の闇です

ライトの明かりを揺らしながら鳥居をくぐり前進します。
広場のようになった場所に出ると左手には大きな大木、右手にはシラスと思われる崖、
そして正面に洞窟の入り口がポカっと口をあけて私達を招いています。

観音像が祀られ、地元の人達に信仰されています
元々は磨崖仏があったそうです

一歩踏み込むとテニスコート程の広さでしょうか、天井はそれほど高くなく楕円形の洞窟です。
向かって左端には小川が流れているのですが、水源は洞窟のずっと奥のようです。
ここは来る日によって雰囲気が変わります。
この小川から発生する川霧のためだと思いますが、辺りに白いモヤがかかり5メートル先も
見通せないほどの視界の時もあります。
又、そんな日には霊感のない私でもぞくぞくするような悪寒を感じることがあります。
しかし、今夜は洞窟の奥が見渡せるほど視界も良好で、悪寒を感じることもありません。
それじゃ、中に入ってみることにします♪

壁際を撮影する四人
隊長達は奥を探索します

入ってすぐは広さも天井の高さもそれなりにあります。
起伏のある地面を足元に注意しながら進みます。
さらさらと流れる小川の音が響いています。
時折、ライトをかすめるのは飛び交うコウモリのようです。
地面をカサカサと動く物体がいます!

踏んづけてみるとゲジゲジでした♪

おそるおそる天井を見上げてみると・・・

何匹もいました。う〜ん、スターシップトゥルーパーズ(汗)

ここで恒例の消灯ターイム♪
では皆さん、お手持ちのライトのスイッチを消してください。
こらこら、またMEGUちゃんが涙声でイヤイヤしてます。
イチゴに手をつないでもらってるんだから怖くないでしょ♪
何ならライトを取り上げましょか?
渋々とMEGUちゃんがライトを消すと真っ暗闇に視界はゼロです。
シーンと黙り込み、聞き耳を立てて辺りの気配に集中します。
・・・・・・・・・・・・・・・
数分経ちましたが何も起きそうにないです(泣)
んじゃ、ライト点けていいよぉ♪

外にあった看板によると昭和の調査で奥行きが二百数十メートル確認されたとのこと。
言い出す前に副隊長と神ちゃんが先へと進んでいるのでついて行くことにします。
イチゴが「出てていいですかぁ?」と聞くので「どうぞ♪」と言うと残りの4人は外に出ていきました。
・・・車は鍵かかってるんだけどね(笑)

闘牛場にほりこみたい♪
取水ポンプでしょうか? でも、電気がきてないような・・・

しばらく行くと、地面に焚き火の跡があります!
酸欠とか煙が充満したりとか気にならないのでしょうか?
まさか、〜Who are you?がいるのか!?(汗)

赤いのは発炎筒です。行く先々に何個も落ちてました

上り斜面になり、天井も低くて中腰にならないと進めなくなります。
そろそろ行き止まりかと思うと、また天井が高くなり広々とした空間が現われます。

これはまだ序の口
だんだん狭くjなってきて・・・
左側はもっと楽な気がしますが・・・

その頃、外で待機している4人はいうと・・・
後日、ハンディカムを再生してみますと4人の会話が録音されてました。
「遅いね〜!」「どこまで行ってんだろ?」「車乗りた〜い!」とブゥたれてました(笑)
ま、このへんは録画されてるので当たり障りのない内容ですが、スイッチを切ってはこう言ってたに違いありません。
「帰ってきたらケツの穴をキューで突きまくってやりますわ!」
「あいつらと結婚してたらもっと不幸になってたわよ!!」
「一生地面に這いつくばって死んでいくんでしょうね」
「あたしよりずっとバカじゃん♪」

どのセリフが誰のか当ててください。

3人に戻して、いったいどのくらい歩いたことでしょうか?
天井は低くなったと思うと、また広場に出てを幾度かくり返しているうちに
いよいよ行き止まりと思える場所につきました。

さすがにこの先は無理でしょう
神ちゃん、汗びっしょりです(笑)

それにしても、最奥まで来ますと空気がとてもマズいです。
一服したいところですが、新鮮な空気を吸いたいので早々に出口へと引き返すことにします。
下り斜面の度に副隊長が滑りそうになり、神ちゃんにもたれかかっていきます。
神「なんしよっとやぁ!(怒)」
副「革靴やからすべるのよぉ!(汗)」
隊「こりゃ、革靴探検隊やね♪」
♪〜行け行け、革靴浩〜♪
って、帰り道なんですが(笑)

地面の土はシラスでしょうか、サラサラとしたパウダーのようです
パカッと割った肉まんの断面を連想してしまいます(笑)

滑りそうになっては奇声を上げる副隊長を笑いながら歩いていると漸く出口が見えてきました。
待機していた4人と合流すると、「奥はどんなでしたか?」と聞いてきたり、「お疲れさま」と労いの言葉を
かけてくれたりします。
ホントは待ちくたびれて怒り心頭のくせに・・・
母さん、人間ってヤな生き物ですね。

シラス台地が崩れ落ちたようにしてできた崖沿いには妖しげな洞穴があります。

木の向こうに小さな洞穴があります
中を覗いてみると、それほど奥行きもなくゴミがあるだけでした

てんオーさんの話では、この崖に背を向けて立っている時に数歩後に下がると
ひんやりとした悪寒の走る冷たい空気の流れを感じたそうです。
何度も確かめてみてはゾッとしたと顔を曇らせます。
霊感レーダー役のイチゴはビミョーな感じでそれほど恐怖感はないように見えますけどねぇ。
ま、幾度か訪れたことのある私的には今夜は妖しい雰囲気は感じられませんでした。
それじゃ、車に戻って引き上げましょうかね♪

偶然お揃いになったスニーカー♪
洞窟にバイバイです♪

洞窟をあとにする前に集合写真を撮ったら、こんな連続写真が・・・

イケメンをやっかんでるんでしょうか?(笑)

車に乗り込んでエンジンをかけると、みんなホッとした様子です。
地元の人々から信仰の対象として祀られている場所のようですので
迂闊に心霊スポットと決めつけることは控えたいと思います。

関之尾の駐車場まで戻り、しばし談笑することにします。

久々にシャラポワ復活でしょうか?
輪止めを枕に寝る二人(笑)
手つないでるけど、一戦交えた後ですか?

そろそろお開きにしましょうかとなりましたが、すぐ近くに謎のガードレールがあるらしいので
それまで調査して終わることにします。
それは不思議なことに何度塗り直しても一ヶ所だけ錆びてしまうという。
事故で亡くなった人の怨念がそうさせているとか、いろいろな噂が飛び交うガードレールです。
徒歩で行けるとのことで、ユウキくんに案内されてぞろぞろと移動します。
大きく曲がるカーブに問題のガードレールがありました。

たしかに支柱から右側は殆んど錆びていません
左側も支柱から先は錆びが出ていません

一見するとホントに不思議な現象です。

アルコールで焼き切れた思考回路であれこれ推理しています
木が関係してるとかなんとか言ってますが無視です(笑)

で、ガードレールの継ぎ目に注目してみますと・・・

普通はこうしてボルトによって連結されてます(ボルトが錆びているのにも注目)
問題の部分はどうやら溶接によって繋がれているようです(長さもマチマチです)

溶接されたところからきっちりと錆びていることを考えると単に材質が違うだけということが真相のようですね。
おそらく事故か何かで破損した部分を交換したのでしょうが、ボルトによる連結をすると
その両隣の部分まで交換することになりコストと手間がかかるので、破損した部分のみを
切断して新しい部材を溶接で繋げて直したんですね。
結論。
単に錆びやすい材質を使ってるだけ。

何とも夢のないオチですが、謎が一つ解けて満足です♪


ということで、久しぶりの調査も無事終了しました。
ユウキくん、初参加の感想はいかがでしたでしょうか?
その後、釣り仲間として毎晩のようにお付き合いいただいて感謝してます♪
おかげで調査記をほっぽらかす毎日になりましたが(笑)

てんオーさんは久しぶりの参加でしたね。
航空学校の試験もひと段落したとのことですので、また近いうちに遊びにきてくださいな♪
うちに泊まっていただいて夜明けまで語りましたけど、まだまだ話し足りないですよ。

イチゴとMEGUちゃん、おつかれさまでした♪
手をつないだり、お揃いのスニーカーだったりとまるで姉妹のようでしたよ。
そうそう、新しいかぶり物もよく似合ってましたがね(笑)

最後に副隊長と神ちゃん、今回も笑えるネタをありがとう!
うちの人気は二人あってのものですから、これからもよろしくお願いいたします。
それにしても、二人を伴ってると洞窟の奥も全然怖くなかったですな♪


それでは、最後にもう一度見ていただきましょう♪

お前がチュパカブラじゃ!(笑)

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