りょうすけさんの体験談

(原文ママ掲載)


今年の冬に自分と男友達二人で関ノ尾の滝に、
夜中の2〜3時の間に多少の怖いもの見たさに行った時の出来事です。
(自分一人は幽霊信じない派だったんですが)

自分たちは関ノ尾の滝に行っことがなかったので、
はじめはどんな滝なのかな〜でかいのかな〜といった具合でみんなドキドキしてました。

車を適当な場所に止めキャンプ場の近くまで来ました。人一人いないのですが結構明るい。
『全然心霊スポットて感じじゃないね〜…』
『まぁ取りあえず滝を探すか』と言い、滝を探すことにしました。

はじめてきた場所なので滝探しに少し苦労しながらも、
なんとか吊り橋の前に盛大な音を立てながら流れ落ちる滝を発見しました。
『わぁ〜、これか〜。』
『でっけぇ…』
自分たちは滝に感動して他のことは何も頭にない状態となりました。

『あの橋を渡ってみっか?』
『そうだな、でも橋の方は灯りが当たらなくて少し暗いから気を付けようぜ。』
と話をし、橋を渡ることにしました。

友達1『あっはは、すげぇすげぇ。』
と言いながら友人の一人がドンッドンッと橋をふざけて揺らしたりしだしました。
自分『やめなって、あぶねぇっしょ』
友達1『大丈夫だよ、余裕余裕♪』
……………
『…んぁ…?』
橋を何メートルか進んだ時に、自分は何かが橋の真ん中に立っていることに気がつきました。

自分『見ろ。ありゃぁ…何だ?人?』
友達1『どれだよ何も見えねぇよ?』
友達2『少し…見える。ありゃ何だ?影か?』

暗いので良くわからなかったのですが恐らく人でしょう。
橋の手すりに両腕を組み乗せ滝をじぃっと眺めてます。

自分『なんだ人か、気にせず渡るぞ。』
友達2『やめたがいいよ。あれ…何だかおかしい…。』
友達1『ねぇ、お前らさっきから何のこといってんの?』
自分『そういえば…俺らが居るのに気が付いてないのかな?全然動かねぇよ?あれ。』
友達2『気付かないわけないだろう。こっちからも見える位置なんだし、俺ら騒いだり現に今喋ってるし…』
自分『だよね。少し…離れようか…』

橋の横に橋に降りてくる階段があるのですが、自分たちはそこに上がり離れて様子を伺うことにしました。

友達2『あいつ、変よ。大体俺らもあんなとこに人居たら渡る前に気づくっしょ?』
自分『てかあいつ俺ら二人にしか見えないてのも変。』
友達1『お前ら…脅かすのはよしてくれ〜。』
自分『んな馬鹿なことはしねぇよ。』

そんなこんな話してもあの影は全く動かないし変化ナシでした。
もう何がなんだかわからなくなったので自分は帰りたくなりました。
自分『か、帰ろうか?』
友達2『だよね。変な雰囲気だし…』

自分たちはさっさと立ち去ろうと後ろを振り向こうとしました。
そのときです…

友達2『大体、こんな夜中の真冬に…、あいつが人間だとしても一人で居るのはおかし……あ゛…』

自分『どったの?〇〇。』

……ニゲロッッ!!

自分『は?いきなり意味がわ……あ、あいつ何で…?』

揺らり揺らりとあの橋の真ん中にいた影がいつの間にか自分たちのいる階段の下にいました。

『に、逃げろっ!!』
みんな一斉に来た道を逆走して全力で逃げました。

生きた心地がしませんでした。
あの影はなんだかこの世のものとも思えないし。
でも、人間だとしても今まさに自殺でもしようか考えてた自殺願望者だったのかなぁ、とか思います。

友達1は最後まで見えなかったらしいですが、幽霊否定派の考えの自分もあの体験は不思議でした。


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